挨拶

事業実施責任者からのメッセージ

若手研究者の活躍で大学の持続的発展を実現

出村 誠
北海道大学人材育成本部
先端生命科学研究院 教授

本学が社会的責任を認識しつつ持続的な発展を遂げるためには、若い人たちの活躍が不可欠です。本学のテニュアトラック事業では国内外から優秀な若手研究者を採用して北大で活躍してもらうという流れをつくるために、テニュアトラック制度の全学的な普及・定着を推進しています。ノーベル賞受賞者の研究成果の多くは30代に行った研究とされており、北大のテニュアトラック制度はまさにその年代において研究に集中できる環境を手厚い支援体制で整えています。

本学のテニュアトラック事業では若手研究者の研究環境整備や育成・支援に力を入れており、特にテニュアトラック期間においては、OJT型プログラムの積極的な参加や高校での授業や市民講座などのアウトリーチ活動に積極的に取り組むことによるマネジメント能力向上を重視しています。また、若手研究者同志の異分野・異文化交流にも力を入れています。研究分野や部局を越えた交流により研究者の視野は広がりさまざまな気づきや発想が生まれます。ディスカッションのプロセスの中で共同研究の芽を見つけ新しい分野横断型の共同研究が生まれることもあります。

本学テニュアトラック事業では、異分野の研究者と積極的につながり、協調しながらもリーダーシップを発揮できる人を求めています。自ら挑戦する熱いマインドを持った人と切磋琢磨してこれからの北海道大学をともに一緒につくっていきたいと思います。