脳は末梢組織に蓄えられたエネルギー量(例えば脂肪の蓄積量など)を感知して、食欲、エネルギー消費量および血糖値などを調節しています。私たちはこのような脳の恒常性維持機構がどの神経回路および細胞内分子によって調節されているか、また肥満や糖尿病においてどのような変化が起こり、生理的機能が悪化するのかを解明するために研究を行っています。これらの分子機構を明らかにし、糖尿病やメタボリックシンドロームの治療薬の開発に貢献したいと考えています。特に、血糖値の増減を感知するグルコース感受性神経が多く存在する視床下部腹内側核という神経核に注目し、オプトジェネティクスやCrispr/Cas9などの新しい技術を用いて、研究を進めています。
脳内の血糖値センサーによる全身エネルギー代謝調節
研究者 | 戸田 知得助教 |
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戸田 知得
助教Chitoku Toda
キーワード | ライフサイエンス / 代謝、内分泌学 |
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分野 | ライフサイエンス / 代謝、内分泌学 |
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