部局独自のテニュアトラック制度導入を支援します
部局テニュアトラック認定制度は、部局独自のテニュアトラック制度の導入支援を目的として令和元(2019)年度に導入されました。この制度は、「人事にかかる選抜審査、中間評価・テニュア審査」は部局で執り行い、「支援制度」と「育成プログラム」をL-Stationが提供することを骨子としています。「テニュア像」や「テニュアトラック期間の職階」、「テニュア職の職階」は部局で独自に設定できるため、部局の戦略に応じた人材選抜や育成を行うことができます。認定を受けた部局が雇用するテニュアトラック教員には採用初年度と2年度目に研究費が支給されます。また、希望者はL-Stationが提供する「育成プログラム」に参加できます。
本制度で認定を受けた部局も「北大型」テニュアトラック制度を利用できますので、目的に応じて両制度を使い分けることも可能です。
認定のプロセス
認定を受けようとする部局は、所定の様式に必要事項を記入の上、必要書類とともに担当事務部に提出します。テニュアトラック制度の導入時の制度設計の際は、必要に応じてL-Stationや、担当事務部がサポートします。
部局からの申請内容はリーダー育成推進委員会が審査を行い、所定の要件が満たされているかを確認します。認定を受けた部局に所属するテニュアトラック教員はL-Stationより研究費等の支援を受けることができます。
認定の要件
本制度の認定要件は下記のとおりです。
- テニュアトラック制度の規程を整備すること
- テニュアトラック教員のテニュアポストを確保しておくこと
- テニュアトラック教員の自立的な研究環境を構築すること
- 原則として雇用後5年間は研究活動に関するエフォートが50%以上であること
- 部局アドバイザーを配置すること
- 中間評価を行うこと
- 公正で透明性の高いテニュア審査を行うこと
- テニュアトラック教員の育成計画があること