若手研究者育成プログラム

スキルアップとネットワーク拡大のために多様なプログラムを提供します

育成プログラムは「On the Job型プログラム(OJT)」「異分野・異文化交流」「トランスファラブルスキル向上のためのセミナー」で構成されます。

育成プログラムが三本柱で構成されているのは意味があります。これらは互いに密接に関係しているからです。たとえば、研究者同志の異分野・異文化交流で生まれたアイデアによってOJT型プログラム支援制度等を活用した共同研究に着手できます。「OJT型プログラム」「異分野・異文化交流」の実施状況により、若手研究者が必要とするスキル獲得のためのセミナーを企画します。

トランスファラブルスキル向上のためのセミナー

トランスファラブルスキルとは、課題発掘力や解決力などの対課題スキル、自己管理スキル、コミュニケーション能力等の対人スキルなどを総称し、仕事によらず移転可能な能力を指します。

L-Stationでは、トランスファラブルスキル向上のためのセミナーを開催しています。セミナーの内容は、若手研究者との面談やアンケート結果をもとにして研究・教育現場で直面する課題を念頭に企画します。

トランスファラブルスキル向上のためのセミナーは、人材育成コンソーシアムを形成する東北大学、名古屋大学との間で、セミナー等を相互利用することもあります。

異分野・異文化交流活動

L-Stationでは早くから部局横断の研究者交流、異分野・異文化交流に力を入れてきました。最近は、SDGsを切り口とした交流イベントも推進しています。異分野の研究者、研究者以外の方との交流の機会を持つことにより、視野が広がり、研究者としての活躍の幅をさらに広げることができます。

交流イベントでは、自分の研究テーマを異分野の研究者にわかりやすく解説します。個性的で、若手研究者のみならず、大学研究者を目指す学生・大学院生にもぜひ参加してほしいイベントです。若手研究者は質疑を通じて互いの研究の理解を深め、部局横断的な新しい共同研究の発展にもつなげることもできます。若手研究者はこれらのイベントへの積極的な参画や交流活動への主体的な取り組みを期待されています。

On the Job型プログラム(OJT)

OJTとは実務を体験しながら仕事を覚える手法です。L-Stationの若手研究者育成事業では、若手研究者のマネジメント能力向上を目的としたOJTを重視し、その実施を支援する制度を設けています。たとえば、シンポジウムやワークショップ・セミナーの開催等に係る経費を支援し、それらの企画、開催するためのプロセスを通じて、企画力、マネジメント能力、交渉調整力などの専門力以外のスキルを獲得します。

若手研究者から申請された企画提案は実行委員会が審査し、採用された提案の実施経費はL-Stationが支援します。実行委員会は採否に関わらず若手研究者に対してコメントやアドバイス等をフィードバックします。

支援対象となるOJTには以下の種類があり、L-Stationが育成対象としている若手研究者は業務の必要に応じて活用可能です。