陸域生態系モデルから将来の地球環境を予測

研究者 加藤 知道准教授

 

森林、草原、砂漠などの陸域生態系は、大気との間で、熱、水、二酸化炭素などを交換しています。そして、その交換速度の時間的・空間的な分布は、地球の気候を決定する大きな要素です。
一方で、気候変動や人間活動は、陸域生態系の姿を大きく変えます。そのせいで、地球環境はさらに変化の速度を増加させる可能性が高くなります。そこで、将来の地球環境を予測するために、生態系の光合成や呼吸などの働きを再現する陸域生態系モデルという道具が必要となります。私は現在、この陸域生態系モデルを利用して、欧州や、グローバルなスケールで、森林や草原の活動が、将来どのように変化するかについて調べています。

加藤 知道
准教授Tomomichi KATO

キーワード 生態系モデル 近接リモートセンシング 気候変動 炭素循環 作物モデル 生態系生態学 データ同化
分野 環境・農学 / 環境動態解析
自然科学一般 / 大気水圏科学
ライフサイエンス / 生態学、環境学
人文・社会 / 地理学
環境・農学 / 農業環境工学、農業情報工学
事業
  • 2013年度