がんにおけるメカノバイオロジー

研究者 石原 誠一郎助教

がんは日本をはじめ世界の多くの国で死因の一位となっている病気です。私はがんという現象を理学の立場から理解し、それを治療に応用できるように研究を進めています。特に、がんの原因であるがん細胞がその周囲の環境とどのように相互作用しているのか?ということに着目しています。具体的には、がん細胞の周りの「硬さ」ががんにどのように影響を与えるのかを調べています。さらに、がん細胞に「力」を加えたときにがんが進行するのかどうかを研究しています。「硬さ」や「力」などに着目した生物学の分野は「メカノバイオロジー」と呼ばれており、最近注目されています。私はメカノバイオロジーの観点からがんを理解し、その成果が治療に活かせるように研究を進めています。

石原 誠一郎
助教Seiichiro ISHIHARA

分野 腫瘍生物学、細胞生物学
事業
  • 連携(次世代)
/
  • 2019年度