研究概要
持続可能な食料生産に向けてロボットやICTを活用した農業の研究をしています。畑における車両制御は,通常の自動車の自動運転と比較すると,時変系でかつ非線形性が強いため,それらの状態を慎重に考慮することが重要です。また,肥料や農薬の投入は土壌の養分分布や成長度合いに応じて行うことが望ましいですが,そのためには状態を数値化するセンシング技術が不可欠です。様々な計測技術や状態推定,制御,予測モデル,最適化などを活用して車両制御や作物センシングを行い,スマート農業における基礎理論や技術を積み上げています。