研究概要
私は現代日本語における数量詞の研究を行っています。数量詞とは、「三人」「五枚」「二、三時間」「およそ十冊」などのように、数や量を表す言語形式のことです。一見すると単に数量を示す表現のように思われますが、実際には文の中で多様な意味やニュアンスを生み出す重要な役割を担っています。
従来の日本語学では、助数詞の分類や数量詞遊離構文など、特定の現象に焦点を当てた研究が中心でしたが、私は数量詞をより包括的に捉えることを目指しています。具体的には、形態論・語彙論、意味論・統語論、語用論といった複数の観点から統合的に分析し、数量詞が文においてどのような意味を構築するのかを明らかにしようとしています。