北山 遼

研究者 北山 遼特任助教

北山 遼
特任助教KITAYAMA Haruka

分野 社会生態学、霊長類学、ゲノム科学
事業
  • アンビシャス特別助教
/
  • 2026年度

研究概要

私たちヒトを含む多くの動物が群れを作って集団で暮らしています。群れを作ることによって捕食者から狙われにくくなったり、配偶相手と出会いやすくなるといった様々な利益があると考えられています。一方で、集団内での競争や感染症の蔓延といった、群れるからこその不利益も同時に存在します。動物の社会は、そんな利益と不利益の絶妙なバランスの上で成り立っています。

私が現在、中心に取り組んでいるのは、動物集団における腸内微生物の個体間伝播・共有現象です。腸内微生物群集は宿主動物の栄養代謝、免疫、生理、さらには心理的発達や行動にまで影響を与え、生存に不可欠な構成要素として理解されています。さらに近年の研究により「親しい仲ほど腸内微生物群集が似る」ということが、ヒトを含む多くの動物で明らかになってきました。私は国内外の野生霊長類を対象としたフィールドワークをもとに、腸内微生物の共有という観点から、動物社会の進化を探っています。