愛知医科大学の丸山健太教授は、北海道大学の近藤 豪 講師、昭和医科大学の高山靖規講師、産業技術総合研究所の熊谷雄太郎主任研究員らと共同で、腸内細菌が産生するRNAが腸上皮に発現する機械刺激受容体Piezo1の活性化を介して、大腸がんの増殖を抑制する分子機構を明らかにしました。
さらに、胆汁酸の一種であるウルソデオキシコール酸 (UDCA) が、腸内細菌由来の細胞外小胞を破裂させることで内部に含まれるRNAの放出を促進し、大腸がんのPiezo1経路を活性化することを発見しました。
本研究は、大腸がんの進展プロセスにおける「腸内核酸環境と機械刺激受容体のクロストーク」を包括的に解明したものであり、Piezo1を標的としたがん予防・治療法の可能性を切り開く成果です。
本成果は、科学誌 Cell Reports に2025年12月17日付で公開されました。
詳細は下記をご覧ください。
■北海道大学プレスリリース
https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/251226_pr.pdf
■ Cell Reports
https://www.cell.com/cell-reports/fulltext/S2211-1247(25)01509-8